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ピロシキは今日も揚げられたのか?

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タイトル未定さん(2)

 麻麻は目玉焼きには醤油派である。半熟の黄身をほぐしてそこに醤油を混ぜマーガリンを塗ったパンに乗せて食べる。先に玉子だけ無くなるのはご愛敬。それが彼女の密かなこだわりであった。
この日の朝食───とはいえすでに正午であるが───はあいにくパンではなく今朝炊けたササニシキと、昨晩の余りである野菜炒めだった。
「昨日の夜はソースさんだったから今日はマヨネーズさんですっ。」
誰に言うわけでもなく彼女はルンと冷蔵庫へ向かう。
「やっぱり目覚ましがあると便利ね、お兄ちゃん。」
ソファでくつろぐ唱唱のいるリビングに向かい声を掛ける。
「止めたのは俺だけどな。」
唱唱は手にした携帯型ゲーム機から目を離すことなく返す。
「でもやっぱり休みの日は予定があるってわかっててもいっぱい寝過ぎちゃうね。」
口いっぱいに含んだ野菜も飲み込まぬうちにもごもごと話す。
「今日も、だろ?」
相変わらず彼は麻麻には一瞥もくれずに答える。えへへ、と笑う彼女から反省の色は全く感じられない。
「そういえば朝言ってた変な夢って、何だったんだ?」
彼のゲーム画面がロード中であることを示している時に、ふと今朝のやり取りを思い出し尋ねる。
「おー、夢!」
麻麻が見せた今朝とは違う反応に唱唱は初めて彼女のいるダイニングの方に顔を向けた。

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